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pygmaliondays

夢を見ない人間に未来はない。企業という言葉は創造と同義である。

イスラエルがスタートアップで働く優秀なハイテク人材の獲得へ乗り出す、専門チーム結成

イスラエルポストの記事から。

Benjamin Netanyahu launches team to tackle hi-tech personnel shortage - Breaking News - Jerusalem Post

 

 

スタートアップ国家として有名になったイスラエルだが、

元々人口は800万人しかいない小さな国だ。

 

しかも、イスラエルでは知財を国外へ持ち出せない決まりがあるために、

多くの海外企業も、イスラエルのスタートアップを買収後は

イスラエル国内にR&D施設を設けている。

 

そのため、国内のハイテク業界の人材不足が深刻化しており、政府は懸念を抱いている。

 

そこでネタニヤフ首相はチームを組成し、本格的にこの問題を解決しようと乗り出した。

 

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(左がネタニヤフ首相)

 

彼らが考えているのは、積極的な移民の受け入れだ。

といっても、誰でもいいわけではなく、ユダヤ人に限定している。

中東において特徴的な、「国家中心」でなく「民族中心」の考え方がここにも色濃くでている。(これが紛争がいつまでも終わらない理由の一つと言われているが、まあ今回は割愛)

 

世界各国に散らばっているユダヤ人をイスラエルに集めようという動きは結構前からいくつかあるもので、有名なのだとタグリット。

小生も滞在中に2回ほど団体に遭遇した。

 

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taglitww.birthrightisrael.com

 

これは若い移民の奨励制度である。18~26歳までの若者が対象で、無料で10日間イスラエル国内を旅行するプログラムを提供している。

往復の飛行機代から周遊観光バス、ホテル、食事はもちろん、旅には通訳、ガイド、イスラエル兵士によるボディガードまでつく。

訪問スポットは巧妙に「イスラエルがユダヤ人の故郷であること」「ユダヤ人はイスラエルに戻り、イスラエル発展に寄与するべきであること」を感じさせるように組んである。

 

これまでに数十万人がこのプログラムに参加したと聞いているが、この莫大な予算はどこから出ているかというと、イスラエル政府、世界に点在するユダヤ協会、そして第二次世界大戦ホロコーストの償い(?)としてドイツからお金が出ているそうだ。

 

 

タグリットの活発化ももちろんだが、タグリット以外にどんなプロジェクトが立ち上がるのか注目していきたい。